■ NWA1946 　分類: LL5 　重量またはサイズ: 4.250g ---------------------" NWA1946は、北西アフリカで発見された隕石で、分類はLL5に属します。この隕石は、2003年に発見され、総重量は301gです。LL5は、普通コンドライトの一種で、低鉄含有量（Low Iron, Low Metal）を特徴としています。NWA1946は、オリビンや輝石などの鉱物を含み、その組成や構造が地球外起源であることを示しています。 この隕石は、地球に落下した際に高温と圧力を受け、その結果、内部の鉱物が変成を受けています。LL5コンドライトは、比較的未変成の状態を保っており、そのため、研究者にとって貴重な資料となっています。NWA1946は、隕石学的な研究において重要な役割を果たしており、その組成や構造の解析が進められています。 カットした面とそのままの表面があります。

■ Gruver 　分類: H5 　重量またはサイズ: 3.397g ---------------------" グルーバーは、アメリカのテキサス州で発見された隕石で、分類はH5に属します。この隕石は、普通コンドライトの一種で、高鉄含有量（High Iron）を特徴としています。H5コンドライトは、オリビンと輝石を主要成分とし、その中に金属鉄が含まれるため、磁石に引き寄せられる性質があります。 グルーバー隕石は、地球に落下した際に高温と圧力を受け、その結果、内部の鉱物が変成を受けています。H5コンドライトは、中程度の変成度を持ち、そのため、鉱物学的な研究において重要な資料となっています。グルーバー隕石の研究は、太陽系の形成過程や初期の地質学的な歴史を解明する手がかりとなるため、科学者にとって非常に興味深いものです。

"■ NWA4535 　分類: H5 　重量またはサイズ: 11.721g ---------------------" NWA4535は、北西アフリカで発見された隕石で、分類はH5に属します。H5コンドライトは、普通コンドライトの一種で、高鉄含有量（High Iron）を特徴としています。この隕石は、オリビンと輝石を主要成分とし、その中に金属鉄が含まれるため、磁石に引き寄せられる性質があります。 NWA4535隕石は、地球に落下した際に高温と圧力を受け、その結果、内部の鉱物が変成を受けています。H5コンドライトは、中程度の変成度を持ち、そのため、鉱物学的な研究において重要な資料となっています。 本品は、カットされてない発見されたままの状態の標本です。

"■ Northbranch 　分類: H5 　重量またはサイズ: 2.911g ---------------------" ースブランチは、アメリカのアイオワ州で発見された隕石で、分類はH5に属します。H5コンドライトは、普通コンドライトの一種で、高鉄含有量（High Iron）を特徴としています。この隕石は、オリビンと輝石を主要成分とし、その中に金属鉄が含まれるため、磁石に引き寄せられる性質があります。 ノースブランチ隕石は、地球に落下した際に高温と圧力を受け、その結果、内部の鉱物が変成を受けています。H5コンドライトは、中程度の変成度を持ち、そのため、鉱物学的な研究において重要な資料となっています。 NWAなどのアフリカ砂漠で発見されたものではなく個別名がついている隕石です。

"■ NWA3118 　分類: CV3 　重量またはサイズ: 4.148g ---------------------" NWA3118は、北西アフリカで発見された炭素質コンドライト隕石で、分類はCV3に属します。CV3コンドライトは、炭素質を多く含む普通コンドライトの一種であり、その特徴的な含有物質と未変成状態で知られています。NWA3118は、オリビン、輝石、カンラン石、カーボネーシャスチョンドルールなど、多様な鉱物を含んでいます。 この隕石の構造には、豊富なカルシウムとアルミニウムを含む包含物（CAIs: Calcium-Aluminium-rich Inclusions）が見られます。CAIsは、太陽系が形成される前の最も古い固体物質とされており、その同位体比の研究は太陽系の形成過程と初期進化を解明する手がかりとなります。また、NWA3118には、メトリックとレキシックのコンドリールが含まれており、これらの成分分析は、隕石の熱的変成履歴や物質循環の理解に重要です。 CV3コンドライトは、酸化的な環境で形成されたと考えられ、特に未変成の状態で保存されているため、初期太陽系の化学的環境を再現する重要な資料です。NWA3118の研究は、太陽系の形成過程や原始惑星系円盤の進化、さらには地球型惑星の物質供給に関する情報を提供します。 本品はスライス状で隕石内部がよく観察されます。 貴重な炭素質コンドライトですが、NWAで研究用の需要が少ないため、比較的安価です。

■ NWA2126 　分類: Polymict Eucrite 　重量またはサイズ: 4.318g ---------------------" NWA2126は、北西アフリカで発見されたポリミクトユークライト隕石です。ポリミクトユークライトは、ユークリット隕石の一種で、多種多様な鉱物と組織を含むため、その名前が付けられています。ユークリット隕石は、玄武岩質の火成岩であり、月や火星といった地球外の天体から来たとされています。 この隕石は、さまざまな鉱物相を含むため、複雑な形成履歴を持ちます。主要な鉱物としては、ピジョン石、斜長石、輝石が含まれており、それぞれが異なる熱的および衝撃的変成を受けています。NWA2126の構造は、多くの科学者にとって、初期太陽系の火成活動と地質学的なプロセスを解明する手がかりとなります。 ポリミクトユークライトは、形成された母天体が一度以上の衝撃を受けたことを示唆しています。これにより、さまざまな地域からの岩石や鉱物が混在し、再堆積された複雑な構造が形成されました。NWA2126の同位体分析や鉱物学的研究は、母天体の進化過程や衝撃履歴を理解するために不可欠です。 非常に貴重なエイコンドライトの標本です。スライスで特徴がよく観察できます。

"■ NWA5234 　分類: Eucrite-mmict 　重量またはサイズ: 2.711g ---------------------" NWA5234は、北西アフリカで発見されたユークライト隕石で、その分類はユークライト微小衝撃変成（Eucrite-mmict）に属します。ユークライトは、玄武岩質火成岩に分類される隕石であり、火星や小惑星帯の天体が起源とされています。NWA5234は、その微細な構造と鉱物組成から、科学者にとって非常に興味深い研究対象です。 NWA5234の構造には、豊富な斜長石と輝石が含まれています。特に、ピジョン石とカリウム長石の存在が特徴的であり、これらの鉱物相は隕石の火成活動と冷却履歴を示しています。さらに、NWA5234には、衝撃変成を受けた証拠として、ショックベインやショックメルトが観察されます。これらの特徴は、隕石が母天体の衝突イベントによって形成されたことを示唆しています。 ユークライト隕石の研究は、母天体の火成活動、衝突履歴、および地質学的進化を解明するための重要な手がかりを提供します。NWA5234の同位体分析や鉱物学的研究は、母天体の起源と進化過程を理解するために不可欠です。特に、斜長石と輝石の同位体比の研究は、隕石の形成温度や冷却速度に関する情報を提供します。 ルースケースに入れてお送りします。重量はすべての石の合計です。

"■ NWA4473 　分類: Polymict Diogenite 　重量またはサイズ: 1.179g ---------------------" NWA4473は、北西アフリカで発見されたポリミクトダイオジェナイト隕石です。ダイオジェナイトは、火星やベスタといった太陽系の初期天体由来の隕石であり、特にポリミクトダイオジェナイトは、多種多様な鉱物と組織を含むため、その名が付けられています。この隕石は、主に斜方輝石を含み、その組成や構造が独特です。 NWA4473には、さまざまな鉱物相が含まれ、特に斜長石、輝石、クロミトなどが見られます。これらの鉱物は異なる熱的および衝撃的変成を受けており、隕石の複雑な形成履歴を示しています。NWA4473の構造には、衝撃変成を受けた証拠として、ショックメルトや衝撃ベインが含まれており、これにより隕石が複数の衝撃イベントを経験したことが示唆されています。 ポリミクトダイオジェナイトは、母天体の表面や近くで形成され、その後の衝突で破砕され再堆積されたものです。このため、NWA4473は、母天体の地質学的進化と衝突履歴を理解するための重要な手がかりを提供します。特に、斜方輝石とクロミトの同位体比の研究は、隕石の形成温度や衝撃履歴に関する情報を提供します。 非常に貴重なダイオジェナイトです。小さいですが、良好なコンディションで内部がよく観察できます。

■ NWA1877 　分類: Olvine diogenite 　重量またはサイズ: 11mm ---------------------" NWA1877は、北西アフリカで発見されたオリビン・ダイオジェナイト隕石です。ダイオジェナイトは、火星やベスタといった太陽系の初期天体由来の隕石であり、特にオリビン・ダイオジェナイトは、豊富なオリビン含有量を特徴としています。この隕石は、主に斜方輝石とオリビンを含み、その組成や構造が独特です。 NWA1877には、斜方輝石、オリビン、クロミトが含まれています。これらの鉱物は異なる熱的および衝撃的変成を受けており、隕石の複雑な形成履歴を示しています。特に、オリビンの存在が隕石の火成活動や冷却履歴を反映しており、その組成や結晶構造の解析が進められています。 オリビン・ダイオジェナイトは、母天体の内部で形成され、その後の衝突で破砕され再堆積されたものです。このため、NWA1877は、母天体の地質学的進化と衝突履歴を理解するための重要な手がかりを提供します。特に、オリビンと斜方輝石の同位体比の研究は、隕石の形成温度や衝撃履歴に関する情報を提供します。 ケースのままお送りします。

■ Al Haggounia 001 　分類: Primitive Aubrite 　重量またはサイズ: 7.75g ---------------------" Al Haggounia 001は、北西アフリカで発見されたプリミティブ・オーブライト隕石です。オーブライトは、エンスタタイト（MgSiO3）を主体とするエンスタタイト質隕石であり、特にプリミティブ・オーブライトは、未変成の状態をほぼ保っている点が特徴です。この隕石は、主にエンスタタイトやオリビン、トロイリットなどの鉱物を含んでいます。 Al Haggounia 001の構造には、豊富なエンスタタイトとオリビンが含まれています。特に、エンスタタイトの結晶構造が隕石の火成活動と冷却履歴を示しており、その組成や同位体比の解析が進められています。また、トロイリット（FeS）の存在が隕石の形成環境を示唆しており、その解析結果は、母天体の地質学的進化を理解するための重要な手がかりとなります。 プリミティブ・オーブライトは、母天体の内部で形成され、衝突や熱的変成をほとんど受けていないため、初期太陽系の化学的環境を再現する重要な資料です。このため、Al Haggounia 001は、初期太陽系の形成過程や原始惑星系円盤の進化、さらには地球型惑星の物質供給に関する情報を提供します。

"■ NWA2828 　分類: EL3 　重量またはサイズ: 60.458g ---------------------" NWA2828は、北西アフリカで発見された隕石で、分類はEL3に属します。EL3コンドライトは、エンスタタイト質の炭素質コンドライトであり、低鉄含有量（Enstatite-Low Iron）を特徴としています。この隕石は、オリビン、エンスタタイト、金属鉄、トロイリットなどの鉱物を含み、その成分組成が非常に興味深いものです。 NWA2828は、構造的には非常に未変成の状態を保っており、コンドリールやCAIs（カルシウム-アルミニウム豊富な包有物）を多く含んでいます。これらの成分は、初期太陽系の形成過程を理解するための重要な手がかりです。特に、エンスタタイト（MgSiO3）の存在が隕石の火成活動と冷却履歴を示しており、その結晶構造や同位体比の解析が進められています。 大きめの標本ですので、グラム当たりの価格は安くなっています。風化の影響がみられるNWA2828は風化の影響がみられる点も安めの価格になっています。

■ NWA4292 　分類: L6 　重量またはサイズ: 42.335g ---------------------" NWA4292は、北西アフリカで発見された隕石で、分類はL6に属します。L6コンドライトは、普通コンドライトの一種で、低い鉄含有量（Low Iron）を特徴としています。この隕石は、オリビン、輝石、斜長石、金属鉄、トロイリットなどの鉱物を含み、その成分構成が非常に興味深いものです。 NWA4292は、構造的には高度に変成された状態を示しており、鉱物が再結晶化した痕跡が見られます。L6コンドライトは、隕石の分類の中でも最も高い変成度を持ち、そのため、内部の鉱物はほぼ均一な組成を保っています。特に、オリビンと輝石の結晶構造が再形成され、その同位体比の解析が進められています。

"■ Gibeon ギベオン 　分類: 鉄隕石　IVA 　重量またはサイズ: 580.813g(若干の防錆油含む) ---------------------" ギベオン隕石は、ナミビアのハルダプ州で発見された鉄隕石で、約4億5千万年前に地球に落下したと考えられています2。この隕石は、ウィドマンシュテッテン構造と呼ばれる独特の網目模様を持ち、その美しさから装飾品としても利用されています2。 ギベオン隕石は、鉄（91.8%）、ニッケル（7.7%）、コバルト（0.5%）、リン（0.04%）などの成分を含み、IVA型の細粒オクタヘドライトに分類されます2。この隕石は、現地のナマ族によって槍などの武器を作るために利用されていました。 1836年にイギリス人のJ.E.アレクサンダーが最初の破片を採集し、ロンドンに送ってジョン・ハーシェルによって隕石であることが確認されました。その後、数千の破片が390 x 120 kmの範囲に散らばっていることが判明し、合計で26,000kgの破片が回収されています1。 ギベオン隕石は、その科学的価値だけでなく、美しさや希少性から、多くのコレクターにとっても貴重な標本です。